画仙紙で水彩画
新しい水彩画に挑戦したい!
表現方法の幅を広げたい!
そんな動機で和紙を使ってみることにしました。
購入したのは2種類の和紙です。
・本画仙紙 (紅星牌) (maruman)
・極上 画仙紙 越前産 手漉き (名村大成堂)
描くのは猫の絵です。知り合いの飼い猫をご依頼いただきました。
使う画材は以下写真の右に出している5色+朱色です。
ウィンザー・アンド・ニュートン、クサカベ。
本画仙紙 (紅星牌) (maruman)
初めての和紙。ワクワクです。
marumanの水彩紙から使ってみます。
しっかりと湿らせた筆でファーストタッチ!
ぐあああああ!
何だこの水の吸い方は!!
弾かないせいで、ぼかしはおろか、何もできない!!
悔しさをばねに、もう一度新しい紙を出してトライ!
どうも、私はこの紙が苦手なようです。
少しでも水を含ませたら、この有様。
保水力が少ない筆を使用したほうがいいのかもしれません。
あいにく、私は持ち合わせて居ませんが、、
切り替え!別の紙に変更です!
極上画仙紙 越前産 手漉き (名村大成堂)
ちょっと次は下書きしてから挑みました。
さっきよりは水のはじきを感じる紙ですね。
吸い込みはかなり早い。
ウォーターフォードと比較するとかなり吸い込みますね。
ぼかしを表現する場合は、先に透明な水をにじませたいところにしみこませ、乾く前に、やや濃いめに、乾き目の筆で、色をつついてつけていくのがいいかもしれません。
気を付けなければならないのは、紙が弱いことでしょうか。
重ねると紙の表面がすごくゴワゴワします。重ね塗りは2回まで、3回以上行うと目に見えて紙の表面がはがれてきます。
顔料のノリも非常に悪くなります。
上記写真の左耳を見るとわかるかと思いますが、毛羽立ちひどいです。
基本2回まで、守って描き進めたほうがいいかもしれませんね。
完成!
初めてにしてはきれいにまとまったかなー、と思っています。
次描くときは計画的に、ドンピシャで色を当てていくのがベストでしょうかね。
まあ、気長に描きます(笑)。
(追伸)
ご依頼いただいた方には大変喜んでいただけました。めでたしでした。